整形外科の病気
DISEASE ORTHOPEDIC
頸肩腕症候群
(肩こり)
【原 因】
神経や血管への圧迫、筋肉への負荷により、首周辺・肩・背中・腕・手・手首などに痛みやこり、しびれが現れると考えられています。
・パソコン入力など同じ作業を繰り返す
・肩から手の指までの体の特定の部位を動かし続ける
・長時間の作業による筋肉疲労や姿勢の悪さ
・長時間同じ姿勢でのデスクワーク
・心因性ストレス
・いわゆる肩こりや首の凝りがありながら無理に作業、仕事を続ける
【自覚症状】
・腕や手が冷たくなる
・ものが書きにくくなる
・脱力感
・腕が重く感じる
・運動をすると痛みが増す
【治療法】
通常、消炎鎮痛剤や筋弛緩剤を使います。
理学療法(温熱療法、電気刺激療法、関節可動域改善訓練、肩のストレッチング、筋力強化訓練、肩の体操)も有効です。
症状が強い場合、痛みの原因になっている神経の働きを抑える局所注射療法(肩甲上神経ブロック・トリガーポイントなど)や点滴治療を行います。