変形性膝関節症|代表的な整形外科の病気

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変形性膝関節症

年齢を経ることによる関節の軟骨の変化が痛みの原因です。

事故などの外傷による軟骨の変化で若い人でも痛みが生じることがあります。

【原 因】

変形性膝関節症の原因は、関節軟骨の老化によることが多く特に中高年の女性に多くみられます。

関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、使い過ぎにより軟骨がすり減り、関節が変形します。軟骨がすり減る段階で関節の中で炎症が起き関節周囲が腫れたり、痛んだりします。
また、膝関節は加齢によるもの以外に肥満も関与しています。一般的に膝にかかる体の圧力は体重の3~5倍とされているので肥満傾向にある人の場合、それだけ膝への負担が大きくなります。

その他の原因としては、外傷や激しいスポーツなどにより過去に半月板や靱帯を損傷したことによる場合があります。

変形性膝関節症のイメージイラスト【症 状】

初期の症状としては、朝起きて歩き始めた時に感じる膝の違和感などが多く、進行していくと正座やイスから立ち上がる時や階段の上り下りに痛みを感じるようになります。
さらに進行すると炎症が起きてくるため膝の周辺が腫れたり、むくんだりしてきます。そしてさらに進行すると膝に水がたまって重だるい症状もでてきます。

ただ同じ変形性膝関節症でも症状の現れ方や進行も人によって異なります。

 

【治療法】

変形性膝関節症の主な治療法としては、「薬物療法」「温熱療法」「運動療法」が基本となります。

薬物療法:炎症を抑え痛みを和らげる内服薬や外用薬を使用します。早期の段階でヒアルロン酸を膝関節内に注射することは有効でお勧めしています。

温熱療法:慢性の炎症や痛みに対して患部を温める治療法です。当院では、ホットパックやマイクロ波を使用します。この治療は、膝が熱っぽく腫れているような急性の痛みには行えません。

運動療法:目的は、症状の緩和と日常の運動による予防です。当院では、症状・状態に合わせた自主トレーニング法や日常生活の注意点のアドバイスをいたします。